アジアカップ2019から考える日本サッカーの発展
AFCアジアカップ2019の全日程が終了し、森保JAPANことサッカー日本代表は準優勝という結果に終わりました。
優勝国はカタール
スペイン代表、FCバルセロナで黄金期を築いたシャビ(Xavi)は、今回のアジアカップで「カタールが優勝する」と予測していた。
シャビはバルセロナ退団後にカタールリーグでプレーをし、カタールサッカーの成長と将来性を肌身で感じていたのだろう。
アスリートの育成機関のアスパイア・アカデミーの施設を見る限り、もの凄くお金をかけてサッカーの発展に取り組んでいる。
そして、2020年自国で開催されるFIFAワールドカップに向けて、国民の熱も高まっている。
カタールはこのアジアカップで19得点1失点の全勝優勝。(1失点は決勝の日本戦)
ちなみに日本は12得点6失点。
決勝戦、日本は1-3で敗北。
多くのサッカー関係者がこの試合の分析をし、それぞれ独自の視点で語っていた。
あくまで僕が感じたことですが、ざっくり一言で述べると、
カタールの方がサッカーの完成度が高かった。
それもカタールはユース年代からほぼ同じメンバー、同じ監督で地道にやってきた結果がこの完成度に至ったのだろう。
彼らはこの試合で自分達がやるべきことを局面局面で分かっていたし、それを忠実に行った。
個人がしっかり理解していたから、チームとして出来上がっていた。
サッカーでの敗因はたくさんある。
戦術・・・
個の力・・・
試合の流れ・・・
コンディション・・・
運・・・
あげればキリがない。
それがサッカーの深い所であり面白い所。
色んな要素を含んだ総合点が日本よりカタールの方が上回っていた。
これまでの敗戦は、個の能力が。ちょっとした運が。などで片付けられていたが、
今回の敗戦は何かと考えさせられる内容となった。
いや、考えるべき敗戦である。
アジアの国相手に圧倒的に負けた。
言い訳はできない。
たまに、
「日本人の国民性がプレーに悪影響する。
だから道徳教育を見直せ!」
という意見も耳にする。
けれどそれはすぐにできることではないし、必ずしも結果に結び付くとはとてもじゃないが思えない。
そもそも教育はサッカーの為にするわけではない。
日本サッカー発展のために。
今一度サッカー界には考えてもらいたい。
・しっかりとした日本のサッカースタイルを形成する。
・育成年代へのアプローチ
・サッカー競技人口の絶対数を増やすためにJリーグを盛り上げる。
など考えれば山ほどある。
細かく求めるならもっとある。
けどすべて
「お金と時間」
は絡んでくる。
掛ければ掛けるほど良くなるわけでもないが、
これら無しでは絶対に発展はない。
すぐに成果が表れるわけではないが、長期的な取り組みと投資が今後いっそう必要になっていくことは間違いない。
力をつけてきている国々はみんなそれらをしている。
結果から見ても今大会で日本との差はなくなってきているし、
もう簡単には勝てない。
日本が弱いというより、他が力をつけてきている。
もうひとつ、この国もレベルアップしないといけない・・・
今大会の経験が、日本代表のみならず、サッカーに関わる方々の今後に活きてほしいと思います。
僕もいちサッカー人として、これを刺激に、これから何をすべきかよく考えて行動していきます。
本日もお読み頂きありがとうございました。
それでは、
失礼します。
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